美白化粧品の安全性と危険性

美白化粧品に含まれている美白有効成分といわれている成分は厚生労働省によって認可され、基本的には安全に使える成分です。しかし、過去にはその安全なはずの成分によって取り返しのつかない皮膚疾患が起きた事例もあるのです。

厚労省認可の美白有効成分ロドデノールで白斑被害

カネボウ化粧品が開発したロドデノールという成分があります。

ロドデノール(Rhododenol)はカネボウ化粧品が開発した医薬部外品有効成分。高いメラニン生成抑制効果があるとして美白化粧品に使用された。別名 4-(4-ヒドロキシフェニル)-2-ブタノール で、ラズベリーケトンのケトン基を水酸基に還元した形の化合物である。
ロドデノール – Wikipedia

メラニンのもととなる酵素チロシナーゼに働きかけてメラニン生成を阻害するという効果があり、2008年に厚生労働省から医薬部外品有効成分として認可されて、2013年の4月までこれを含んだ美白化粧品が全国で販売されました。しかし2013年5月、その化粧品の使用による白斑被害を訴える声が上がったのです。

白斑症

この白斑症というのは、何らかの原因でメラニンをつくりだすメラノサイトという細胞が減少・消失し、肌の一部がぽっかりと白く色が抜け落ちてしまう病気です。

原因がはっきりと解明されていないため、皮膚疾患の中でもかなり治りにくいものだといわれています。かといって健康を害するような病気ではありませんが、目で見てわかってしまうということもあり、特に外観を気にする女性にとってとても重大な病気だといえます。

2013年8月の段階で、既にこのような症状を確認した人数は5000人を大きく超えていました。しかし薬事法上ではそこまで重篤なものに該当せず、カネボウ化粧品自らの判断で自主回収。その化粧品による被害であると確認された人に関しては、社員による訪問謝罪と、医療費・慰謝料などを支払うことで収束されました。

ハイドロキノンの使用も厳重注意

美白有効成分として、今までは医師の処方でないと手に入らなかったハイドロキノンという成分が近年市販の化粧品にも使うことができるようになりました。とても高い効果を発揮することから「肌の漂白剤」とも言われ、美白の強い味方としてとても人気があります。

しかし、こちらも注意が必要。市販するにあたってその配合率などは厳しく定められていますが、元々は医師の管理が必要なものだったわけですから裏返せばそれだけの危険性もはらんでいるということです。

ハイドロキノンはメラノサイト自体を減少させる働きがあります。間違った使用法や長期にわたる過度な使用はロドデノールと同様に白斑症を引き起こす可能性がありますので、使用するならばその刺激やご自身の肌との相性など気をつけながら使わなければなりません。

美白化粧品は成分まで気にして選ぶ

上記のように厚生労働省の認可がおりていても、個人差により100%安全とは言えないのが現実です。最終的に継続使用するかしないかの判断は我々利用者に委ねられているのです。

ポイント

正しい判断のためには、成分の正しい情報を持つこと、初めて使うものはトライアルなどで試してみること、この2つが大切です。

  • 成分の正しい情報を持つこと
  • 初めて使うものはトライアルなどで試してみること

トップページで紹介している美白化粧品のリストは、すべてトライアルが用意されています。ぜひ参考にして安心できる美白化粧品を見つけてください。

それからオーガニックなものや天然由来の成分を選ぶこともリスクを軽減するひとつの策です。大切なお肌に使用するものですから、しっかりと成分まで吟味して選んでくださいね。